秋の味覚サンマの初競りが19日、福島市公設地方卸売市場に入る福島丸公で行われた。約300キロが競りにかけられ、仲買人たちの威勢のいい声が響いた。今年は北海道での水揚げ量が多かったため、昨年のほぼ半値の1キロ当たり1000~2500円で競り落とされた。
北海道の根室港、厚岸港で16、17の両日に水揚げされた生のサンマを同社が仕入れた。台風7号の影響で輸送用の飛行機が欠航し、陸路で運んだため予定より3日ほど遅れての初競りだった。
同社によると、入荷したサンマは1匹当たり100~150グラムで、昨年よりもやや大きめ。台風の影響で輸送に時間がかかったこともあり、安くなったという。
いわき市中央卸売市場でも19日、初競りが行われた。