いわき市平字田町の繁華街で全焼5棟を含む13棟を焼いた火災で、がれきの撤去が21日、本格的に始まった。5月26日の発生から間もなく3カ月を迎える前に、課題となっていたがれきの撤去が一歩前進した。
被災した建物は全て民間が所有し、公費で撤去できなかった経緯がある。一部の所有者が解体業者を手配し、20日までに重機の搬入が行われた。21日からは、焼け焦げた木材や金属片などとみられるがれきを分別しながらの撤去が始まった。
市によると、がれきの総量などは分かっていない。管理者も多岐にわたり、撤去の完了時期は見通せないという。