「県民の日」の21日、県内の文化、スポーツ施設などが無料開放された。猪苗代町の国指定重要文化財・天鏡閣では、訪れた観光客らがドレスに袖を通し、明治期にタイムスリップして貴婦人になったような気分を味わった。
天鏡閣は1908年に建てられたルネサンス調の洋風建築。優雅なたたずまいの館内では、明治時代風にデザインされたドレスを有料で試着体験でき、同日は20食限定で県産桃のゼリーが付いたスイーツセットも販売された。
埼玉県から喜多方市に帰省中の学生小荒井栞さん(19)は母親と一緒にドレス姿になった。「華やかでかわいいドレスを着ることができてうれしい。思い出ができた」と多くの皇族に利用されてきた館内にスマートフォンを向けて記念撮影していた。