南相馬市は21、22の両日、同市小高区の浮舟文化会館で65歳以上の市民を対象とした体力測定会を開き、参加者が健康状態を確認した。福島医大の共催。
同市では、65歳以上の人口が約37%と高齢化が進む。測定会は、一般の健康診断では行われない検査項目を取り入れることで健康づくりを後押しし、健康寿命の延伸や加齢で筋力が衰えるフレイル(虚弱)の予防につなげようと開催した。今回で3回目。
参加者は血管年齢や歩行能力、手指機能、口腔(こうくう)機能などを測定。今後の健康づくりに役立ててもらおうと、参加者には検査結果をその場で提供した。同大保健科学部の柴喜崇教授は「自身の生活機能を早期に理解することで健康寿命を延ばすきっかけとなれば」と語った。