福島市は11、12の両月の内1カ月間、JR福島駅東口と西口の回遊性を高めるため、駅構内の東西通路を活用した社会実験を始める。市は利用者数などを調査し、効果を検証した上で今後の導入について検討する。木幡浩市長が23日の記者会見で発表した。
通行可能となる場所は【図】の通り。社会実験には、JR東日本が提供するウェブサービス「TOHOKU MaaS(トウホク・マース)」を使う。通行時に使用するQRコードをウェブサイトで取得し、出入り口に設置された端末で読み取ることで通行できる。通行時間は午前9時~午後9時。エスパル福島の改札口は午前10時~午後8時。
市は24時間自由に通行できる「東西地下自由通路」を巡り、狭いなどの意見を受け、社会実験に向けてJR東日本と協議を重ねていた。
9月議会に提出する補正予算案にはQRコードを読み取る機械のリース代などとして580万円を計上した。