• X
  • facebook
  • line

福島ユナイテッド、北九州に終盤決勝点 サッカーJ3

09/01 07:50

 【サッカーJ3第26節】福島ユナイテッドFCは31日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムでギラヴァンツ北九州に1ー0で勝利した。通算成績は11勝3分け11敗で順位は20チーム中10位。次戦は6日、アウェーのプライフーズスタジアム(青森県八戸市)でヴァンラーレ八戸と対戦する。午後1時開始予定。

 【評】福島が終盤に1点をもぎ取り、接戦をものにした。前半は北九州より6本多い9本のシュートを放ち、押し気味に試合を進めたものの相手の堅い守備に阻まれた。後半は両サイドからゴール前にクロスを供給し、得点を狙った。同41分から途中出場したFW清水が同43分にゴールを決め均衡を破った。(熊田紗妃)

 清水、出場2分後に大仕事

 福島の大卒ルーキーが土壇場で決勝点を決めた。FW清水一雅は後半41分にピッチに立つと、わずかその2分後に値千金のゴール。自身4カ月ぶりの得点となり「これまでの練習の成果を出せたと思う」と笑顔で振り返った。

 丁寧なビルドアップで攻撃を組み立てて攻め込んだものの、何度もゴール前で好機を阻まれた前半。後半は前線の選手を中心に、積極的に選手交代した指揮官の采配が的中した。

 途中出場した清水はゴール前の混戦のこぼれ球にすかさず反応。「前で仲間がつぶれてくれたので、ゴールに流し込むだけだった」。冷静に右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 13試合連続負けなしと好調を維持し、直近5試合を無失点だった北九州。「今一番乗っているチームをたたかないとJ2昇格はない」。試合前には、寺田周平監督が強い言葉で奮起を促した試合で、選手たちが勝利という結果で応えた。

 シーズンは終盤にさしかかり、J2昇格を成し遂げるためには落とせない試合が続く。勝利の立役者となった清水は「この良い流れのまま連勝したい」と意気込んだ。(熊田紗妃)

 ホーム最多5471人

 北九州戦の入場者数は5471人を記録し、ホーム戦で過去最多となった。これまでの最多は、2022年5月にいわきFCと対戦した「福島ダービー」での4501人だった。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line