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彗星発見、故・羽根田利夫さんの功績学ぶ 南相馬で天文イベント

09/02 09:10

羽根田さんの偉業を学んだ教室

 「羽根田カンポス彗星(すいせい)」を発見した福島県南相馬市のアマチュア天文家、故羽根田利夫さんの功績を学ぶイベントが8月31日、同市原町区の馬場公会堂で開かれた。

 羽根田さんは自宅近くに観測小屋を造り、自作の望遠鏡で天体観測を続け、1978年9月1日に彗星を発見した。当時、羽根田さんは68歳で、世界最高齢の彗星発見者となった。

 イベントは、羽根田さんの偉業を知ってもらおうとNPO法人南相馬サイエンスラボが「親子歴史文化たんけん教室」の一環として企画。斎藤実理事長らが講師を務め、太陽系と彗星の関係について解説した。彗星発見に関わった人たちを参加者が演じる劇も上演した。

 会場には移動式プラネタリウムを設け、子どもたちが再現された彗星発見当時の星空を鑑賞した。

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