田村市は3日、市内船引町の公道で自動運転バスの実証運行を始める。実証運行は昨年度に続き2回目で、15日までの13日間にわたって実施する。
自動運転バスは運転操作の一部をシステムが担う「レベル2」の電気自動車。オペレーター1人が乗車し、利用人数は7人。JR船引駅北口を発着地とした2ルートを時速約20キロで運行する。
1日16便で、商業施設や学校などが停留所になっている。昨年度の実証結果や利用者アンケートの内容を踏まえ、今回はバス2台が8便ずつ、逆回りで運行する。乗車無料。
2日は試乗会を開き、関係者が自動運転バスの乗り心地を体験した。市は特定条件下で運転手が不要となる「レベル4」での実用化を目指している。白石高司市長は「多くの市民に使っていただき、地域に役立つ公共交通にしたい」と話した。