福島県いわき市のフラ文化を地域の活性化や交流人口の拡大につなげようと、県いわき地方振興局は同市で県外の大学生を対象にした新事業「いわきフラ合宿プラン合同体験会」を始めた。3日はスパリゾートハワイアンズでダンス教室が開かれ、参加者がタヒチアンダンスに挑戦した。
関東、関西の大学12校からフラダンスサークルのメンバー計35人を招待し、2泊3日でフラ文化を堪能してもらう。このうち最初の合宿が2日に始まり、4校から12人が参加した。
一行は2日にハワイアンズのショーなどを楽しみ、3日にハワイアンズダンシングチームサブキャプテンのプアメリア真由さんによるタヒチアンダンスの体験教室、いわき湯本温泉の旅館女将(おかみ)でつくる「フラ女将」との交流を楽しんだ。4日は老人ホームでのダンス披露や東日本大震災の被災地への訪問を予定している。
明治学院大のフラダンスサークル「Lokahi(ロカヒ)」で活動する福田ゆうみさん(20)は「ショーで見たダンサーを間近に見ることができ、感動した。学んだ体の使い方を(自分の踊りに)取り入れていきたい」と笑顔で話した。