自動車部品メーカーのデンソー(愛知県)は5日、田村市のデンソー福島でインバーターの生産を始めたと発表した。国内外での電気自動車(EV)向け製品の量産体制を増強し、競争力を強化することが狙い。デンソー福島で国内の生産拠点は三つとなった。
これまでデンソー福島ではカーエアコンやエンジンクーリングモジュールなどの自動車用製品を生産してきた。工場内にインバーターの生産ラインを新設し、同日から出荷を開始した。
同社は1997年からインバーターを生産し、世界シェア1位を獲得した。EV製品の需要拡大を見据え、生産量を拡大している。