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戊辰戦争で消滅「清水門」調査公開、白河・小峰城跡 礎石11カ所確認

09/11 10:00

公開された発掘調査の現場を見学する見物客

 白河市の国史跡「小峰城跡」で、市が復元を進めている清水門の発掘調査の成果が8日、現地で公開された。

 清水門は高さ約11メートル、間口約14メートルで、小峰城の中で最も大きな間口を持つ。明治初期に記録された小峰城の絵図に清水門は描かれておらず、戊辰戦争時になくなったとみられる。遺跡の発掘調査は6月から行われていた。

 調査では、礎石11カ所を確認。さらに、排水のために構築された石組みの溝が発見された。礎石の位置は、1800年初期に作製された小峰城の実測図「白河城御櫓絵図」に記された内容と合致していた。

 公開後は、復元に向けての基礎工事に着手する。清水門は来年度末に完成する予定。

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