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パラ柔道・半谷静香「力出し切った」 代表記者会見

09/13 09:00

記者会見で大会を振り返る半谷=12日、東京・講道館

 パリ・パラリンピックの柔道女子48キロ級(全盲)で銀メダルを獲得した半谷(はんがい)静香(36)=トヨタループス、いわき市出身=ら柔道日本代表は12日、東京・講道館で記者会見し、大会を振り返った。半谷は「目標としていた『自分の力を出し切ること』を達成できた。帰国してから、だんだんとメダルを獲得したことを実感した」と充実した表情を見せた。遠藤義安監督は「選手がそれぞれ目標を持って日々頑張った結果」と選手の功績をたたえた。

 メダル、頑張った証し

 県勢初のパラリンピック柔道でメダルを手にした半谷は、大会までの苦労や地元の応援などに感謝を語った。

 ―大会を振り返って。
 「帯状疱疹(ほうしん)が出るなどトラブルや苦しいことがたくさんあったが、落ち着いて試合に臨めたことは自信になった。日本語の応援が聞こえ、温かい(雰囲気の)会場で試合ができた」

 ―4回目のパラリンピック出場で得たメダル。実感は。
 「長年柔道をやってきて、頑張った証しが欲しかった。たくさんの人に協力してもらったので、恩返しのメダル。諦めなくて良かったという思いが集約されている」

 ―地元の応援はどう感じているか。
 「地元いわきでパブリックビューイングをしてくれたことは両親に教えてもらった。こんなに多くの人が応援してくれているのだとうれしかった。自分自身が地元から元気をもらっているので、地元の応援の声は励みになっている」

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