白河地方の総鎮守・鹿嶋神社の例大祭「白河提灯(ちょうちん)まつり」は13日、白河市中心部で始まった。通常規模での開催は6年ぶりで、新型コロナウイルスの影響で中止が続いた「阿武隈川の渡河(とか)」が復活した。みこしの担ぎ手たちが阿武隈川を渡り、提灯の明かりが水面(みなも)を照らした。15日まで。
360年以上続く伝統行事で、厳格な武家社会の格式を取り入れているため「儀式まつり」とも呼ばれる。旧城下町に当たる市内22町が参加した。初日は各町のみこしや提灯行列が鹿嶋神社を出発。参加者の勇ましいかけ声が響き渡り、市街地は祭りの熱気に包まれた。