会津をメインロケ地にした映画「日めくりの味」の完成披露試写会が16日、会津若松市の会津稽古堂で開かれた。いずれも会津若松市出身でダブル主演の虎牙光揮(こがみつき)さん、風詩(ふうた)さんらが舞台あいさつに登場、小さなラーメン店での親子愛を描いた作品を紹介し「映画は完成で終わりではない。少しでも多くの人に届けたい」と語った。
作品は同市出身の俳優松崎巌夫さんが監督を務め、同じく同市出身の鹿目由紀さんが脚本を書いている。ラーメン店「穂来軒(すいらいけん)」を舞台に、虎牙さん演じる海生(あおい)と母・美穂子、過去の味を求めて店に訪れた風詩さん演じる彩乃が織りなす母子の愛の物語。10月4日からイオンシネマ福島(福島市)、イオンシネマ米沢(山形県米沢市)で上映される。
松崎監督は「スクリーンの中には僕の描きたかった会津人がいっぱいいる。見た人に会津に行ってみたいと思ってもらえるような映画になった」と話した。