福島大は17日、学生にセクハラ行為をしたとして、40代の男性准教授を出勤停止10日の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。
同大によると、准教授は昨年4月から10月ごろにかけ、顧問を務めるサークルの所属学生に対し、肩をもんだりたたいたりするなど身体的に接触した。この学生からのハラスメントの申し立てを受けた同大の調査で、セクハラに当たると認定された。
同大によると、准教授は「緊張を解きリラックスさせる」「元気付ける」などの意図で接触したと説明しており、申し立てがあるまで学生の嫌悪感を認識していなかったという。
三浦浩喜学長は「このような事案の発生に至ったことは誠に遺憾。重く受け止め、いま一度、基本に立ち返ってハラスメント防止に対する意識を持たなければならないと痛感している」との談話を発表した。