福島県内の最低賃金が10月5日から、955円に引き上げられる。現行から55円(6.1%)の引き上げとなり、県内の引き上げ額は昨年の42円を上回り過去最大。福島労働局は各事業者に「各種助成金を活用してほしい」と呼びかけている。
全国一律で時給を50円引き上げるとした国審議会の目安額を上回った。引き上げ額が目安額を上回るのは2年連続。パートやアルバイト従業員、外国人労働者など県内で働く全ての人が対象となる。
福島労働局によると、引き上げの決定後、飲食店や小売店などを中心に中小企業や小規模事業者からの相談や問い合わせが相次いでいるという。福島労働局は業務改善助成金やキャリアアップ助成金などの支援策について相談に応じている。