敬老の日(今年は16日)に合わせ、福島県は17日、県内の100歳以上の高齢者(1日現在)が前年より52人増えて過去最多の1676人だったと発表した。29年連続で前年を上回り、最多を更新し続けている。
県内の100歳以上の高齢者数の推移は【グラフ】の通り。記録が残る1970年に5人だったが、96年に100人を上回り、2016年には千人を超えた。この10年でほぼ倍増した。
1676人の内訳は、男性218人(前年同期比3人増)、女性1458人(同49人増)で、女性が全体の約87%を占めた。年齢別では100歳が681人(同28人増)で最も多く、全体の約41%。101歳が428人(同12人増)、102歳が267人(同25人増)と続いた。
市町村別で見ると、いわき市が最多の230人(同3人増)で、次いで福島市217人(同21人増)、郡山市190人(同15人増)、会津若松市103人(同4人増)だった。町村別では南会津町39人(同1人減)、会津坂下町28人(同1人減)、会津美里町28人(同2人増)が多かった。
最高齢者は男性が郡山市の107歳、女性が郡山市の110歳で、ともに氏名を公表していない。
厚生労働省の統計によると、都道府県別で本県の100歳以上の高齢者数は20番目となり、人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は24番目だった。