プロレス団体「東京女子プロレス」に所属する会津若松市出身のプロレスラー・タレント遠藤有栖選手(26)の凱旋(がいせん)興行が14日、同市の鶴ケ城体育館で開かれた。遠藤選手はメインのタッグマッチ戦に出場、昨年に続き勝利を挙げた。遠藤選手は「チャンピオンベルトを持って帰るという約束を果たせた。ベルトを守ってまた若松に凱旋する」と誓った。
凱旋興行は昨年10月に続いて3度目で、県内外から約460人が来場した。福島民友新聞社などの後援。
遠藤選手は鈴芽選手とタッグチーム「でいじーもんきー」を組み、3月にタイトルマッチでベルトを奪取。2度の防衛を果たし、今月22日には山下実優選手と伊藤麻希選手のタッグチーム「121000000」との防衛戦を控える。
凱旋興行では、遠藤選手は鈴芽選手と組んで山下選手・鳥喰かや選手組と対戦。試合は遠藤選手が一時相手組に押されたものの、鈴芽選手との連係や自身の得意技「磐梯山」やキャメルクラッチなどを繰り出し、最後は「什(じゅう)の掟(おきて)」で鳥喰選手から勝利を挙げた。
遠藤選手は「私たちが王者だから、山下さんたちにはベルトは渡さない」と防衛を誓った。そして「たくさんの声援を受けてとてもうれしかった。もっともっと大きくなって会津に帰ってきたい」と約束した。