福島県は21日、東京・JR有楽町駅前広場で物産展「ふくしままるごとフェア&ガラポン抽選会」を始めた。首都圏在住者らに県産農産物や加工品、工芸品などを紹介しながら本県の魅力を発信している。23日まで。
東京電力福島第1原発事故に伴う風評払拭と東日本大震災の風化防止を目的に28日まで、銀座や大手町など都心で展開しているPRイベント「まるごとふくしまウィーク」の一環。会場には県内市町村や観光協会などのブースが並び、職員らが地元の特産品を販売した。訪れた人たちに観光パンフレットを配ったり、交流サイト(SNS)のフォローを呼びかけたりして、魅力をアピールした。
商品購入者を対象としたガラポン抽選会では、当選者に日本橋ふくしま館「ミデッテ」で使える割引券や特産品などが贈られた。
富岡町のブースで町産のタマネギを購入した東京都練馬区の70代女性は「テレビ番組の企画『DASH村』などを見て福島の農作物には親しみがあったので、こうして直接購入できる機会はありがたい」と話した。