会津まつりのメイン行事、会津藩公行列は22日、会津若松市で行われた。一時は雨が降る中、2013年の大河ドラマ「八重の桜」で主人公の山本(新島)八重を演じた俳優の綾瀬はるかさんが参加し、見物客に温かい笑顔を届けた。
綾瀬さんは14年以降、新型コロナウイルス禍で市が招待を見送った21年を除いて毎年、会津まつりに参加しており、今回で10回目を迎えた。
鶴ケ城本丸で行われた出陣式では「雨が降っているけど、さすけねえか」と参加者らを気遣い「今日はいっぱい楽しんで最高の一日にしましょう。ありがとなし」と会津弁を織り交ぜながらあいさつした。
神明通りでは、沿道を埋めた観衆の声援に手を振って応え「また今年も呼んでいただいて、ここに来られて本当にうれしいです」と語った。
行列を見届けた同市出身で三島町の主婦目黒麗さん(44)は「毎回変わりないすてきな笑顔を向けてくれる。何度も会津に来てくださって感謝です」と話した。