手話を用いた演劇やダンスで表現力や正確さを競う第11回「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が22日、鳥取県米子市で開かれた。初出場の聖光学院高は演劇・コント・ポエムなどの部門で演劇を繰り広げ、鳥取県聴覚障害者協会賞を受賞した。今年から2部門制となり、演劇・コント・ポエムなどの部門では昨年の優勝校熊本聾(ろう)学校が連覇、ダンス・歌唱部門では大阪府の久米田高が初優勝した。
主人公役を務めた聖光学院高の斎藤美羽(みう)さん(2年)は「やり切ろうと思って臨んだ。手話の間を意識した。(入賞して)感動した」と話した。曳地愛来(あいら)部長(3年)は「受賞できたのは誇り。後輩たちは優勝を目指してほしい」と話した。
大会には計58チームによる予選を勝ち上がった15都府県計16チームが出場した。