第76回秋季東北地区高校野球県大会は第9日の23日、あいづ球場(会津若松市)とヨークいわきスタジアム(いわき市)で3回戦4試合が行われた。継続試合となり、六回表から再開した福島商―白河実は、福島商が8―2で勝利。2年連続のセンバツ出場を目指す学法石川やシード校の東日大昌平、光南も順当に準々決勝に進んだ。
第10日の24日はあいづ球場で3回戦2試合、ヨークいわきスタジアムで準々決勝2試合が行われる。
昌平4番・井上、大車輪
東日大昌平が2度の順延や試合中断の影響をものともせず、投打で相手を上回って快勝した。3安打3打点の大活躍で4番の役割を果たした井上陽翔(あきと)(2年)。「練習の成果が出せた。打席の中でバッティングを修正できた」と納得の表情を見せた。
1―1で迎えた三回裏2死二塁の好機。1打席目に右飛に倒れていた井上は「中堅方向を意識して打とう」と打席に臨んだ。内角高めの直球をはじき返すと、これが決勝打に。七回にも適時打を放ち、この回3得点の口火を切った。走者を置いての打撃練習や日々の素振りを重ね、秋から4番に定着した主砲が結果を出した。
3回戦は雨との戦いにもなった。2日連続の順延に加え、この日は約1時間半の中断も挟んだ。先発した伊奈蓮樹(れんじゅ)(2年)は特に中断の影響が大きかったといい、「気持ちが切れかかった。足元がぬかるんでいて四球が増えた」と振り返る。
それでも、打線の援護を受けながら7回1失点の力投をみせ、試合をつくった。エースとして「目標は東北大会出場。次戦もしっかりと準備したい」と決意を語った。(桜井駿太)
◎ーーあいづ球場ーー◎
3回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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相馬・総合 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
東日大昌平 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 1x | 8 |
(8回コールド)
◎ーーあいづ球場ーー◎
3回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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白河実 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
福島商 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | X | 8 |
(試合終了)
◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎
3回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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平工 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | |
光南 | 3 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 4x | 12 |
(8回コールド)
◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎
3回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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学法石川 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 11 | |||
福島東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(6回コールド)