福島ユナイテッド、終了間際の劇的ゴールで白星 サッカーJ3

09/24 07:50

【FC大阪―福島】今季初ゴールを挙げて、勝利に貢献した福島の長野(左)=花園ラグビー場(福島ユナイテッドFC提供)

 【サッカーJ3第29節】福島ユナイテッドFCは23日、アウェーの花園ラグビー場でFC大阪に2―1で勝利した。通算成績は13勝3分け12敗。福島は消化試合が1試合少ない状況で、暫定の順位を20チーム中7位に上げた。次戦は29日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で16位のAC長野パルセイロと対戦する。午後1時開始予定。 

 【評】福島が終了間際の劇的ゴールで勝利した。前半開始早々にFW長野のゴールで先制し、主導権を握った。相手の前線からのプレスをかわし、丁寧にパスをつないで相手ゴールを脅かしたが、得点を奪えないまま後半21分に同点に追い付かれると、逆に押し込まれる時間が続いた。福島は後半追加タイムに巡ってきた好機にMF森晃が技ありのシュートを決め、土壇場で勝ち越した。(佐藤智哉)

 FW長野、先発起用に応えた

 福島のFW長野星輝が、2試合連続の先発起用に結果で応えた。前半5分、味方のパスで相手の裏に抜け出すと、自らドリブルで運び、最後はGKとの1対1を制した。開始早々に先制点となる今季初ゴールを挙げ、福島のスピードスターが輝きを放った。

 昨季はリーグ戦36試合に出場したが「今年はけがやコンディション面でうまくいかないことが半年ぐらいあった」と、前半戦は2試合の出場にとどまった。「苦しかった」。そう振り返る時期を乗り越えて、後半戦で徐々にベンチ入りを増やすと、今季7試合目の出場で昨年10月の奈良戦以来となる約1年ぶりのゴール。勝利をたぐり寄せた。

 リーグ戦は残すところあと10試合となった。長野は「ここから自分がチームを勝たせられるように頑張りたい」と、J2昇格プレーオフ圏内(6位以内)を目指すチームへの貢献を誓った。

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