甲冑姿で足取り堂々　国見で義経まつり、商店街練り歩く

　源義経ゆかりの国見町で２３日、「第２７回義経まつり」が開かれた。甲冑（かっちゅう）などを身にまとった出演者が堂々とした足取りで商店街を練り歩いた。

　同町の阿津賀志山が、義経をかくまった奥州平泉の藤原軍と源頼朝の鎌倉軍による合戦場だったことに由来する。町商工会などでつくる実行委員会が９月２３日の「くにみの日」に合わせて毎年開催している。

　メインイベントの「義経公行列」は鹿島神社を出発し、道の駅国見あつかしの郷を経由して藤田商店街の特設ステージまで約１キロの区間で行われた。

　大人気オーディション番組「ＰＲＯＤＵＣＥ１０１ＪＡＰＡＮ」に出演し、２０２０年にＢＸＷに加入したアーティストの磨田寛大（みがきだかんた）さんが義経役、白河市出身で「福島美少女図鑑」所属の牧田優花さんが静御前役を演じ、小中学生や地元住民ら約８５人も参加。小雨が降る中、沿道では見物客が声援を送った。