会津まつりは最終日の23日、会津若松市で日新館童子行列が行われた。武者姿の小学生が市中心部を勇ましく行進し、まつりを締めくくった。
会津藩の子弟を教育した藩校「日新館」にちなんだ行事。行仁、門田、東山、会津若松ザベリオ学園、湊学園の6年生約180人が参加した。白虎隊やなぎなた隊などとなり、「エイ、エイ、オー」の威勢のいいかけ声を上げながら鶴ケ城を目指した。
総大将役を務めた門田小の鈴木陽海(はるみ)さん(12)は「緊張したけど楽しかった」と笑顔を見せた。この日は市内20小学校の児童による鼓笛隊パレードも行われた。
会津まつり協会によると、3日間の観客数(参加者を含む)は22万6500人だった。初日行事が中止になるなど悪天候の影響で、昨年より5000人少なかった。同協会は「開催可否が当日朝になるなど、遠隔地からの観客の判断が難しかったため、出陣式の観客は例年より少なかった」とした。