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聖光学院、学法石川が準決勝へ 秋季高校野球福島大会

09/25 07:30

【学法石川―光南】2失点で完投した学法石川のエース佐藤=ヨークいわきスタジアム

 第76回秋季東北地区高校野球県大会は第10日の24日、あいづ球場(会津若松市)で3回戦2試合、ヨークいわきスタジアム(いわき市)で準々決勝2試合が行われた。準々決勝では、4連覇を狙う聖光学院がいわき湯本に13―5の七回コールド、2年連続の選抜高校野球大会出場を目指す学法石川が光南に5―2で勝利した。3回戦では、ふたば未来と磐城が勝利し、ベスト8に進出した。

 25日はあいづ球場で残りの準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出そろう。

 学石エース9K完投

 大会初先発となった学法石川のエース佐藤翼(2年)が9回2失点の快投で、県南地区のライバルを抑え込んだ。8月の県南支部大会決勝では光南に敗れていただけに、チームを大きく勢い付ける勝利となった。佐藤は「エースとして勝って次につなげたかった。最後まで投げきることができ、良かった」と顔をほころばせた。

 この日は直球、変化球ともにキレがあった。左打者には外角へ逃げるスライダー、右打者には内角をえぐる直球と縦に落ちるチェンジアップを軸に投球を組み立て、奪った三振は9。このうち五つは二塁に走者を背負いながらの場面と、要所での勝負強さも光った。

 力投の裏には、「進化」を意識して取り組んできた握力強化がある。5キロダンベルを使ったり、米を握るトレーニングを取り入れ、最速130キロ前半だった直球は現在、最速137キロにまで成長。「変化球の指のかかりも良くなっている」と手応えを語る。

 自信を胸に、次戦は王者聖光学院に挑む。佐藤は「(聖光学院に)負け続けるわけにはいかない。勝って優勝を目指す」と語気を強めた。(小磯佑輔)

◎ーーあいづ球場ーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
会津北嶺 0 0 0 0 0 1 0 0 3 4
磐城 1 1 0 0 3 0 0 0 X 5

(試合終了)

◎ーーあいづ球場ーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ふたば未来 0 0 0 0 0 0 2 3 1 6
郡山 0 0 2 0 0 2 0 0 0 4

(試合終了)

◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎

準々決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
光南 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2
学法石川 1 0 3 0 0 1 0 0 X 5

(試合終了)

◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎

準々決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
いわき湯本 4 0 0 1 0 0 0 5
聖光学院 3 6 0 0 1 3 X 13

(7回コールド)

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