Jリーグは24日、J2のいわきFCにJ1クラブライセンス、J3の福島ユナイテッドFCにJ2クラブライセンスを交付したと発表した。いずれも将来的なスタジアム整備などを約束する「例外規定」が適用され、いわきは2季連続、福島は3季連続での交付となった。
ホームスタジアムについての「例外規定」は、各ライセンスの基準を満たすスタジアムを昇格後5年以内に新設し使用を開始することを約束する内容。いわきは昨季、この例外規定を使ってJ2に昇格したため、来年6月までにスタジアム整備計画を提出し、2027年6月までに着工する必要がある。順調に着工すれば別の例外規定を適用できるようになり、完成期限を31年シーズンの開幕戦前日まで延長できる。
またいわきは、J1昇格後3年以内にトレーニング施設を整備し、使用開始することを約束する例外規定も適用され、J1ライセンス交付につながった。
このほか、両クラブには、現在のホームスタジアムであるハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)、とうほう・みんなのスタジアム(福島市)は観客席を覆う屋根が不十分として、今年11月までに改善策または整備構想をリーグに提出するよう求められる制裁を科された。