福島県と台湾の友好の架け橋として活動する4人組の台湾人ダンスユニット「福島もも娘 from Taiwan(フロム台湾)」は27日から、県内59市町村のお薦めスポットで撮影したダンス動画を交流サイト(SNS)で発信する。台湾人をターゲットにしており福島空港と台湾を結ぶ定期チャーター便の利用をさらに促進、県内各自治体への誘客につなげたい考えだ。
ダンスユニットをプロデュースするサクラ・シスターズ(飯舘村)の峯岸ちひろ社長が24日、県庁で記者会見し、事業概要を発表した。メンバーのアイゴさん、ファーファさん、ルーシーさん、ペイペイさんが来年3月31日までに各市町村を訪問。ダンスをしながらお薦めスポットを紹介する動画を撮影し、SNSで週2回程度発信する。
動画1本当たり20秒ほどで、福島市の土湯温泉や郡山市のうすい百貨店、浪江町のラッキー公園などを紹介する。10月中旬から下旬にリリース予定の、本県のモモをイメージにした楽曲「鈴なりレボリューション」を動画のBGMとして使用する。
峯岸社長は「この取り組みを通して、福島県内の各市町村の魅力を再発見してほしい」と話した。メンバーは「ぜひ動画を見てもらい、たくさんの人に撮影した場所に訪れてほしい」と呼びかけた。動画はダンスユニットのX(旧ツイッター)、インスタグラム、TikTok(ティックトック)で配信する。