新たに42万円不適切処理、JA職員「遊興費に使った」 平田村公金収納事務

09/26 08:00

 福島県平田村の指定金融機関であるJA夢みなみ平田支店の男性職員が公金収納事務で不適切な処理をし、公金の一部の着服を認めた問題で、村は25日、新たに計5件42万5440円が不適切に処理されていたと発表した。同JAによると、男性職員は今回判明した分について「遊興費に使った」と全額の着服を認めているという。

 村によると、男性職員は8月9日~今月18日に納入された国民健康保険税や固定資産税など計5件について、村の預金口座に入れる手続きをしなかった。また、領収時に村に提出すべき通知書も提出していなかった。

 村は20日、男性職員が計4件約14万円を不適切に処理したと発表していた。その後、村が納付歴を確認したところ、新たに今回の5件が判明したという。同JAが全額を補填(ほてん)したため、村は現時点で刑事告訴しない方針。同JAは事実調査が完了した後、職員の処分を検討するとしている。

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