福島県二本松市の大山忠作美術館で開かれる企画展「大山忠作襖(ふすま)絵展」に向けた作品の展示作業が25日、同館で始まり、所蔵されている成田山新勝寺(千葉県成田市)から運び込まれた襖絵が会場に飾られた。作業は28日まで行われる。
展示される襖絵は「日月春秋」。市名誉市民で文化勲章を受章した日本画家の故大山忠作氏が2年の歳月を費やして1980年に完成させた。
企画展は同館の開館15周年を記念して10月1日~11月17日に開かれ、三春町の滝桜を描いた桜襖6枚と、福島市高湯の楓(かえで)を描いた楓襖8枚、太陽と月を描いた日月襖7枚(両面)の全21枚が展示される。