会津若松市の弓田建設が、建設資材の販売などを手がけるOCHIホールディングス(HD、福岡市)の子会社になることが26日までに決まった。OCHIHDが10月25日に弓田建設の3万7100株を取得する予定。
弓田建設は1979年4月に創業し、建築工事を主体として土木、舗装、不動産開発、住宅建設などを幅広く手がける。2023年12月期の単体売り上げは約29億円。OCHIHDは弓田建設の不動産、建設の子会社2社もグループに迎え、東北へ事業展開するとともに非住宅分野へ取り組みを強化するとしている。
OCHIHDは25日に取締役会を開き、弓田建設の株取得などを決議した。10月2日に弓田建設の筆頭株主の東京中小企業投資育成と株式譲渡契約を結ぶ予定。
株譲渡後も弓田建設は約140人の雇用を維持し、弓田八平氏(72)が社長を継続する。弓田氏は「若い社員たちの将来のために(子会社になることを)決めた」と話した。