ゼビオホールディングス(郡山市)は26日、英ロンドンにあるロンドン大東洋アフリカ学院(SOAS)と連携協定を締結し、同大内に企業外オフィスを設置したと発表した。経営課題について学生と共同研究などに取り組み、次世代の経営者を育成する。
同学院はアジア、アフリカ、中東に関する学問分野の世界的な教育研究機関。日本からの企業外オフィスの設置は2例目という。
取り組みの第1弾として今月16~21日、東京と北塩原村の諸橋近代美術館でサマースクールが開かれた。同大から講師を招き、アートビジネスでの「問題発見力」の養成や経営学の観点から創造性や感動を生み出す重要性をテーマに行われ、県内外の経営者が参加した。受講者には修了証が授与された。
同社は宇都宮市に設置予定の新オフィスに産学連携室を新設する予定。国内外の大学との協力体制を強化し、経営者の育成や持続可能なビジネスモデルの構築を進める。