県は11月下旬、会津若松市高野町―同市神指町の国道121号若松北バイパス(延長約3.2キロ)の工事を始める。完成時期は未定だが、会津若松インターチェンジ(IC)や地域医療の中核を担う医療機関への交通の便改善につながると期待される。
県によると、若松北バイパスは会津若松市と喜多方市を結ぶ会津縦貫北道路(延長約20キロ)の南端で、会津若松市から南会津町までの会津縦貫南道路(同約50キロ)、磐越道とともに高速交通網を形成する。県は2016年度に事業に着手し、早ければ21年度の着工を予定していたが、埋蔵文化財の有無に関する調査や用地取得などに時間がかかり、着工が遅れていた。