光沢カラムシ買い入れ 昭和村の鑑定人格付け、3割が特上

09/28 09:15

鑑定人が格付けしたカラムシ原麻の買い入れ=27日、昭和村

 本州唯一の上布(じょうふ)素材カラムシ生産地、昭和村で27日、今年に栽培されたカラムシ原麻の買い入れが行われ、奥会津昭和村振興公社が約72キロを買い上げた。村の鑑定人が「特上」「上」「並」に格付けし、例年同様、約3割が特上とされた。

 村からむし生産技術保存協会に所属する農家25世帯が栽培した。繊維を取り出して乾燥させ、375グラムずつの束にまとめた。鑑定人は束の傷の有無や色合い、光沢感などを見て格付けした。同公社などによると、猛暑や生産農家の減少に伴い、昨年よりも収量が減少したとみられる。原麻は村内で着物や帯に加工される。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line