サッカーJ3の福島ユナイテッドFCは今季10試合を残して暫定7位に付け、J2昇格プレーオフ出場圏内の6位に迫る。運営を担うAC福島ユナイテッドの小山淳代表取締役CEO(最高責任者)は27日、福島民友新聞社の取材に「負けても選手や監督を信じるというクラブのぶれない姿勢が、首尾一貫した戦術や勝利につながっている」と好調の要因を語った。
―今季は一時3位にまで浮上した。
「監督には『負け続けていてもいいから、とにかくやり切ってほしい』と託した。選手たちには、昇格に迫る今だからこそできる経験を積んでほしい」
―社長を務めるスポーツXから人材を投入して体制を強化している。
「J2での活躍には強固な財務基盤が不可欠。社員30人ほどが営業面を支えるほか、児童との触れ合いなどを行う。地道な草の根活動が(ホーム戦最多となる観客数)5471人にも結びついたと考える」
―8人制サッカーのリーグ戦「福島Uリーグ」の創設を予定する。
「来年6月の始動を考えている。選手やスタッフと触れ合う機会を増やすことでファンを取り込み、ホーム戦の集客につなげたい」