小学生が福島大の学生らと謎解きをしながら”怪盗”から逃げ回るイベント「逃亡中」が29日、福島市の同大で開かれた。参加した約30人の児童が普段入る機会の少ない大学キャンパスを走り回り、学生と交流した。
非行少年の立ち直りや子どもの健全育成を支援する福島大BBS会の主催、福島民友新聞社の後援。学校や家庭以外にも居場所があることを知ってもらおうと初めて企画した。
子どもたちは学生らとペアを組み、「怪盗からお宝の在りかを示す手掛かりを守る」という設定で、怪盗役の学生から逃げながら謎解きなどに挑戦した。参加した清水小5年の高橋美幸さん(11)は「あまり関わる機会のない大学生と一緒に走ったり、謎解きしたりできて楽しかった」と笑顔で振り返った。昼食にはカレーなどが振る舞われ、子どもたちと大人が談笑しながら味わった。福島大BBS会は今後も、子どもを対象にした同様のイベントを計画しているという。
本社が号外発行 イベント終了後には、福島民友新聞社が会場で記念号外を発行し、子どもたちに手渡した。