名字のみ、フルネーム表記やめます カスハラ対策で福島県職員の名札

10/02 09:05

1日から運用が始まった名札。名字のみとし、字を大きくした

 福島県は1日、職員が着ける名札のフルネーム表記を取りやめ、名字のみとする運用を始めた。交流サイト(SNS)への投稿などカスタマーハラスメント(カスハラ)が全国で問題となる中、本庁、出先機関の全職員が安心して働ける環境をつくる。

 職場によってフルネーム表記が望ましい場合は適宜判断する。各執務室前に掲示している座席配置図も同日以降、名字のみの記載に順次切り替える。

 県によると、名字のみの名札は秋田や千葉など少なくとも7県で導入。市町村や企業にもじわりと広がっている。

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