会津藩の初代藩主保科正之を祭る福島県猪苗代町の土津(はにつ)神社は7日午前9時から、本殿の屋根の修繕費用を調達するクラウドファンディングを始める。期間は12月5日午後11時まで。
明治期の再建から約150年が経過して老朽化が進み、このままではご神体にも影響が及ぶ恐れがあることから、全国から支援を募るクラウドファンディングへの参加を決めた。目標金額は1千万円。返礼品として限定の手拭いや御朱印帳、社殿屋根の銅板への名前記載などを金額に応じて用意している。
詳細はクラウドファンディングサイト「レディーフォー」内に掲載。同サイトで「土津神社」で検索する。銀行振り込みでの支援も受け付ける。問い合わせは同神社(電話0242・62・2160)へ。
禰宜(ねぎ)の宮沢重嗣さんは「来年の鎮座350年に向けて神社の現状を知ってもらいながら、全国の正之ファンがつながるきっかけにもしていきたい」と協力を呼びかけた。