飛行機レースの国際大会「エアレースX」2024年シリーズの最終戦となる第3戦が10日までに、始まった。出場者がそれぞれの拠点で13日までタイムを計測する。2戦を終え、総合首位に立つ福島市のエアレースパイロット室屋義秀(51)は10日、同市のふくしまスカイパークで練習フライトを公開し「きっちり調整してレースに臨む」と総合優勝に向け、思いを語った。
第3戦は13日までに、それぞれの拠点で同じレイアウトのコースで予選2本、準々決勝、準決勝、決勝の計5本タイムを計測。計測タイムを基に拡張現実(AR)技術などで対戦する。
室屋は「今はリードしているが、予選と決勝トーナメントのポイントによってはトップ3が入れ替わる可能性がある。一つ一つのフライトを慎重に飛んでいきたい」と意気込みを語った。
決勝トーナメントの様子は19日午後2時から、エアレースXの公式ユーチューブチャンネルで配信される。東京都渋谷区のほか、福島市のJR福島駅西口広場でパブリックビューイングが開かれる予定。
予選の結果はエアレースX公式サイトで随時更新している。ふくしまスカイパークで13日まで行う室屋のフライトは自由に見ることができる。