世界少年野球推進財団(WCBF)は14日、会津若松市のあいづ球場で「JA全農WCBF少年野球教室」を開いた。参加した小学生が往年の名選手から野球の楽しさを教わった。JA全農の特別協賛、JA全農グループ7社の協賛。
教室は野球を通して子どもたちに友情や信頼を育んでもらおうと、全国で開かれている。本県での開催は2012年以来、3度目。
矢吹町出身で元巨人の中畑清さん、元ロッテの里崎智也さん、元巨人で元メジャーリーガーの高橋尚成さん、元巨人の緒方耕一さんの4人が講師を務めた。会津の野球チームから約150人が参加した。
開校式で中畑さん、JA全農福島の渡部俊男本部長らがあいさつした。午前の練習では、盗塁王のタイトルを獲得した緒方さんが走塁のこつを指導。「前傾姿勢ではスタートが遅くなる。爪先に体重をかけて上半身を起こすのが大切だ」などと助言を送った。子どもたちは元プロ野球選手の言葉に聞き入っていた。
門田ベアーズスポ少の真部豪太さん(城西5年)は「体の使い方がよく分かった。これからの試合で生かしたい」と目を輝かせた。