シャインマスカットの生産拡大に向け、JAふくしま未来は今年から、水稲農家が所有する育苗ハウス内の空いた土地を活用した栽培に乗り出した。管内のブドウ出荷の約7割を占めるシャインマスカットの作付けを拡大し、農家の収益確保につなげる。
数又清市組合長が16日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、生産状況を説明した。同JAによると、事業は2026年までの3カ年計画。販売単価が高価なシャインマスカットの需要の高まりを追い風に作付けを推進し、昨年度は約8億円だったブドウの販売額を10億円台に引き上げたい考えだ。
数又組合長は同日、内堀知事に最盛期を迎えた伊達市産のシャインマスカットを贈呈し「糖度は18度以上で、今年の出来も非常にいい」とPRした。佐久間英明専務、西幸夫常務、佐藤邦彦営農経済部長、JA農畜産物PR隊「J―FAP」の渡辺弥寿香さんが同席した。