南会津高南郷校舎の生徒たちが地域の特産南郷トマトを使った「南郷トマトゼリー」を開発、19日から南会津町の道の駅きらら289で販売する。「商品を通して南郷トマトのおいしさを広めたい」と意気込む。
昨年度、総合的な探究の時間を活用し、地域住民と南郷トマトのレシピ作りに取り組んだ。この後、町食生活改善推進員らとアイデアを出し合い、レシピの改良を重ねてきた。
ゼリーは上から、南郷トマトの果肉ジャム、甘さ控えめのうまみ液、100%ジュースの3層構造。果肉の球体をまぶし、南郷トマトのさまざまな食感を味わうことができる。製造販売は月見屋菓子店(同町)が担う。価格は110ミリリットル入り720円で、同道の駅で土、日曜日に数量限定で販売する。16日には同町の南郷校舎で試食会が開かれ、岩佐乃杏(のあ)さん(3年)は「さまざまな工夫をしたので、味わって食べてもらい、南郷トマトの魅力を伝えていきたい」と思いを語った。