柳津町発祥とされる「赤べこ伝説」にちなみ、11月3日が「赤べこの日」に制定された。NPO法人奥会津まちづくり支援機構(柳津町)が17日、発表した。
町や同NPOなどは官民を挙げて「赤べこの日」を軸にした町おこしの盛り上げにつなげたい考えだ。
赤べこ伝説発祥の地とされる同町の円蔵寺では仏教世界で13番目の仏様とされる虚空蔵菩薩(ぼさつ)を祭っている。13歳になると円蔵寺をお参りする風習も残っているため、13にちなんだ11月3日を赤べこの日に選んだという。同NPOが日本記念日協会に登録申請し、認定された。
地域づくりつなげる
町役場庁舎や民家、郵便ポストなど町内各所に赤べこがあり、地元で赤べこを活用した町おこしに取り組んできた。17日に町役場で開かれた発表会で大森茂樹理事長が「官民一体で赤べこを全国に発信し、地域づくりにつなげたい」と話した。小林功町長が同席した。