若者の投票率向上へ 福島県選管、ネット活用の啓発に力

10/20 09:00

 27日投開票の衆院選で、県選管は若者の投票率を高めようと、インターネットを活用した投票啓発に力を入れている。30代以下は各種選挙で投票率が低い傾向にあり、2021年の前回衆院選でも平均を大きく下回った。県選管は若者に人気のある交流サイト(SNS)への投稿や広告掲載を通じて投票を呼びかけている。

 県選管によると、前回衆院選の投票率は58・0%。年代別では10~30代がいずれも30~40%台にとどまった。若者の投票率向上に向け、昨年度に登録制度を開始した「選挙啓発サポーター」や県内の高校、大学生らの協力で1日に数回、X(旧ツイッター)の県選管公式アカウントに投票を呼びかける投稿をしている。

 公示日の15日には県選管ホームページからつながる特設サイトを開設、期日前投票や不在者投票の仕組みを紹介する動画を掲載している。18日には動画サイト「ユーチューブ」や通信アプリ「LINE(ライン)」、写真投稿アプリ「インスタグラム」でのウェブ広告の配信も始めた。

 県選管のキャッチコピーは「わたしの一票 わたしの未来」。衆院選を人ごとではなく「自分ごと」として捉えてほしいとの思いが込められており、担当者は「自分たちの生活、本県の未来を左右する重要な選挙。棄権せず投票してほしい」と話している。

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