能登半島の海沿いを走る「のと鉄道」は全長33.1キロ。車窓にはカキ養殖が盛んな七尾湾や能登島が広がり、沿線に和倉温泉など人気の観光地もある。昨年の元日、このローカル線を震度7の巨大地震が直撃した ▼乗務員の女性は地震発生時、無人駅に停車中の車内にいた。大きな揺れから間もなく、津波警報が発令され、乗客を誘導して近くの高台へ必死に駆け上がった。余震が続く中、閉校となった学校の体育館で乗客らと眠れぬ夜...
この記事は会員専用記事です
残り295文字(全文495文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。
