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「藍染め」通し地域交流 楢葉・ならはみらい、住民と作家が共同制作

2025/11/02 07:45

藍の葉摘み作業を行うクリエーターや住民

 楢葉町とオンラインのハンドメードマーケット「Creema(クリーマ)」が連携し、関係人口増加策に取り組んでいる。本年度は「藍染め」を通じてクリーマに登録するクリエーターと地域をつなぐ「藍の畑プロジェクト」を進めている。

 楢葉町でまちづくりに取り組む「ならはみらい」が2024年から移住体験ツアーやマルシェを実施してきた。住民でつくる「ならは藍染め会」やクリエーターから一緒にものづくりをしたいとの要望がありプロジェクトが始まった。

 4月から町内で藍の栽培を始め、商品構想を練ってきた。9月25日に町内の「まざらっせ」で藍の葉摘みや葉もみを行った。今月3日には藍染めを実施予定で、クリエーターが作品を開発し来年1月に東京で開かれるイベントで販売する。

 参加する茨城県のクリエーターは「楢葉と関わり、創作の世界観が広がった。震災を機に町民が藍染めを始めたエピソードを大事にしたい」と語った。ならはみらいの山口世紀子さんは「地域交流で転職なき移住につなげたい」と語った。

 2日・マルシェ、小物など販売

 クリーマ登録者が出展する「ならはの暮らしとクラフトマルシェ」が今月2日午前10時~午後3時、楢葉町の「ならはキャンバス」で開かれる。町の主催。アクセサリーやニット、小物などの約40店舗が出展する。

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