福島市の西沢書店は10月28日、同市の桜の聖母学院中・高で、本を紹介する店頭広告POP(ポップ)の作り方を紹介する講習会を開いた。
同校の中学生と高校生約20人が参加。自分の好きな本を持ち寄り、その本を紹介するポップを製作した。本にある印象的なセリフを引用すること、色鉛筆やマーカーを使ってカラフルに書くことなど、同店の店員が目を引くポップを作るためのポイントを伝えた。
同店でポップを製作している水戸幸枝さん(36)は「パソコンなどを使えばきれいに作れるが、お客さんの目には留まりづらい。手書きの文字で丁寧に書いてある方が興味を持ってもらえる」と解説した。
講習会に参加した女子学生(中学2年)は「上手に書くことよりも、本への気持ちを大事にして作ってみたい」と話した。
西沢書店では「わたしの【推し本】POPコンテスト」が開かれている。中高生を対象に、自作のポップを5日まで募集している。参加希望者は作品に応募用紙を添えて、同店に郵送か直接届ける。詳しくは西沢書店(電話024・522・0161)へ。
