福島市飯野町で栽培されているオリジナルのウメ「露茜(つゆあかね)」を使った梅酒「福乃茜(ふくのあかね)」の新酒が完成した。新酒は同市の県観光物産館、UFO物産館、本宮市の大天狗酒造などで販売している。価格は300ミリリットル入り1650円、720ミリリットル入り3300円。
福島市飯野町の農家須田正一さんが露茜を栽培し、同酒造が純米酒に露茜を漬け込んで梅酒に仕上げた。同酒造によると、爽やかな酸味とアセロラのようなすっきりとした味わいが特徴という。
新酒のお披露目会が5日、同酒造で開かれた。須田さんや同酒造の伊藤滋敏社長らが新酒の出来栄えを確かめた。伊藤社長は「去年よりも甘みがあり、飲みやすい味わいに仕上がった」とあいさつ。須田さんは「栽培技術も上がり、昨年よりも豊作だった。収穫後、ウメを冷凍保存することでさらに成熟し、香りも味わいも深くなった」と述べた。問い合わせは同酒造(電話0243・33・2017)へ。
