任期満了に伴い12月14日告示、同21日投開票で行われる相馬市長選は14日、告示まで1カ月となった。現職の立谷秀清氏(74)=6期=は今期限りで退任する意向。無所属での立候補を表明した新人で前副市長の阿部勝弘氏(53)以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きくなっている。
相馬市は人口減少対策を最重要課題に位置付けている。厳しい財政の下、子育て支援の充実、企業誘致による雇用創出、交流人口の拡大などが求められる。
阿部氏は相馬市出身。相馬高、福島大経済学部卒。1995年に市職員となり、総務課長、企画政策部長などを歴任した。2021年4月から副市長を務め、2期目途中の今年9月に辞任した。9月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万7301人(男性1万3552人、女性1万3749人)。
