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女子トイレ侵入の男性教諭を懲戒免職 福島県教委

2025/11/15 07:00

 県教委は14日、郡山市のデパートの女子トイレに侵入したとして、建造物侵入の罪で郡山簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた清陵情報高の男性教諭(29)を懲戒免職にしたと発表した。併せて、オートバイを運転した際に速度超過をしたとして、県北地区の県立高校に勤務する実習助手の50代男性を減給1カ月(10分の1)の処分にした。処分はいずれも同日付。

 県教委によると、男性教諭は7月31日午後6時半ごろ、女子トイレに侵入して個室内の女性を撮影しようとした。県教委の聞き取りに対して「申し訳ない気持ちでいっぱい」と述べていた。罰金10万円は納付済みという。

 また実習助手の50代男性は8月5日午前10時半ごろ、私用でオートバイを運転中、長野県の国道で指定速度を時速36キロ超過。長野県警に摘発された。10月8日に福島簡裁から罰金6万円の略式命令を受け、納付したという。県教委は公表基準に基づき、氏名などを明らかにしていない。

 県庁で記者会見した箱崎兼一教育次長は「再発防止に力を尽くすとともに、本県教育に対する児童生徒や保護者、県民の皆さまの信頼回復に全力で取り組む」と陳謝した。

 県教委によると、懲戒免職は本年度1件目。懲戒処分は今回を含めて5件となった。県教委は14日付で県立学校や各市町村教委に対し、綱紀粛正に取り組むよう通知した。

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